#3005ex MS-06F ZAKU II |
このページのアイテムは、個人的に再塗装をしたもので市販品ではありません メーカー等へのお問い合わせはご遠慮ください |
発売日 | ----/--/-- |
定価 | ------ |
原型製作 | 高橋信仁 |
作業の実際 | ||||||||||||
モデルグラフィックス誌の超人気連載「ガンダムセンチネル」の最終幕「センチネル0079」。その中でガンダムとともにMSV以降「強そう」なイメージを刷り込まれ、「ポケットの中の戦争」のザクFZで頂点に達した「力強いザク」のイメージを一新するべく、1990年の最新モードとしてカトキハジメとあさのまさひこの手によってリ・デザインされたザク。それは大河原デザイン・安彦クリンナップの「ザク」と当時の最新ザクであるFZを融和させる前向きな遊び方の提案だった。 翌年('91年)のOVAシリーズ「0083」にてアニメ向けにクリンナップされた"MS-06F2"として登場、「別型式のザク」になってしまったのは運命のいたずらというべきか。 F2ザクは「センチネル0079登場のザク(以下センチザク)」を原型としている、ということは小改造でセンチザクになるんじゃないの?(違う違う)ということで、改造&リペイントに踏み切りました。 今回テストケース的に作業途中の写真を立体系SNS「fg」に投稿してみました。このSNSは招待制ではなくどなたでも登録できますので興味のある方はどうぞご覧になってください。 ・完成写真 ・途中経過(その1) ・途中経過(その2) とりあえずF2ザク自体が現在(2009年)は入手困難ということで、#3005をデザートザク固定とした場合の余剰パーツとジャンクを入手したマツナガザク(またかよ)を素材として使用。 発売当時に投売りされていたのを買い損なったのがいまだに悔やまれます…再販かかれば塗装精度が上がると思って買い控えたら再販自体されなかったという。 ヤスリがけなどで全身の塗装を一旦落とし、パーティングラインやエッジを整形、スパイクやヒジのマルイチパーツなどの一部パーツを模型用の各種アフターパーツに交換し、スパイクアーマーのフチや口のダクトなどは薄くなるように加工して全体的にシャープになるようにしています。 また、 ・スカートやスネの白い○状の小型バーニアは精度向上を期して削り取り、金属製のビーズ(正確に言うと「潰しカン」というアイテム)を使用して別パーツに。 ・スパイクアーマーのツノはエッジと別パーツ感が欲しかったのでコトブキヤの「M.S.G プラユニット P-128 スパイク」に交換。 ・設定上肩ブロックのアーマーとのジョイント部分に円形のカバーパーツが付くので自作。 ・ヒザ関節太もも側にFZザクからの特徴である反り返りをパテで作成。 ・袖口部分は当時のセンチザク作例で特徴的だった「薄いパーツが手首に被っている」状態を再現するべくパテで改造してみましたが、そのままでは強度が不安なことからレジンキャストに置換しています。 塗装には今回も基本的に缶スプレーしか使っておりません。 使用した塗料は下の表の通り。
シールド、スパイクアーマーの大きなマーキングはジオノグラフィシリーズから直接スキャンした画像データを元にちまちまと印刷用データとして作成(フォントを自作しました)し、自分では持っていないため友人に頼んでアルプスMDプリンタで印刷してもらいました。 センチザク作例のチャームポイント(だと個人的に思い込んでいる)、イヌ科動物の肉球マークを再現するべく(でもそのままでは面白くないので)西表島で購入したイリオモテヤマネコの足跡からマークを作成してみたり。 また、せっかくなので付属の飾り台のロゴも作成してみました。こちらはインクジェット用デカール「スーパーカル」の透明版を使用。とにかく似たフォントを探し、あるいは似た形に成形するのが面倒で(´Д`;)その分効果はあると思うのですが。 (大昔に買ったフリーフォント集のCD-ROMが役に立つ日が…) マーキングが終わったらツヤ消しトップコートを全身まんべんなく噴いて完成! |
念願のリペイントを終えて |
とにかくセンチザクが好きで好きで好きで← F2ザクも好きだけど「でも、いつかはあのザクを…」とガレージキットなどに手を出してみるもなかなかコレ!というものに出会えず(連載時のオリジナルモデルから作られたキットは入手困難だった)、ようやく自分だけの「あのザク」を手に入れることが出来ました。感無量。 0079と0083とジオノのディテールが入り混じってカオスってますが自分の好みと工作技術の兼ね合い的組み合わせなんでご勘弁下さい(´Д`;) |
元になったF2ザクとの比較。
ランドセルが大幅に異なりますね
やっぱり緑のザクは複数並べてナンボヽ(`Д´)ノマインレイヤー発売祈願